杉滝岩周辺で特異的に放射線量が高い場所が見つかりましたのでお知らせ致します。


平成23年10月14日(金)夕方、新発田市役所の知人から電話があり、
「環境衛生課の方で杉滝でクライミングしている人たちに連絡がとりたい。どうすりゃいいんだ?」
というので
「俺でいいよ」と答えておいた。・・・・ん〜誰かゴミでも投棄したのかな?そんなことはないだろうし????

で、翌、10月15日(土)夕方、新発田市役所市民生活部環境衛生課から電話を頂いた。(おや、土曜日もお仕事なんですね!)


職員氏  「え〜要件はですねぇ、皆さんロッククライミングをしている場所で、やや放射線量の高い所がありますのでお知らせします」
LTQ   「どんぐらいですか?」
職員氏  「1.5μSV/h程です。」

LTQ   「あそこは花崗岩なので、高めに出やすいと思うケド少し高すぎの様な印象ですね。」
職員氏  「福島原発由来のものではなく、現地の花崗岩由来のものと考えていますし、50pほど離れることで半減します。」

LTQ    「具体的な放射線量の高い場所はどこですか?」
職員氏  「上の東屋の前の登山道状になっている個所です。これが直ちに影響云々ではありませんが、一応皆さんへ周知します。」

と、いうことでした。

さて、おさらい
1.5μSV/hという値は・・・・・1時間当たり1.5μSVという放射線の影響を受けますよってことで・・・

1.5μSV/hなので年間に換算すると、12,960μSV/year
これを、mSVに直すと、1/1,000なんで、12.96mSV/year

一般人の年間被ばく量限度は1msv/yearとされていますので、概ね1か月で年間線量をオーバーしてしまいますね。

しかしながら、上記計算は杉滝岩の東屋の前の通路状の岩の上に365日ペッたりくっついていた場合の計算です。
もちろん、半年は雪に閉ざされ、Bフェイスの取付きに1年中いることはあり得ないので
さほど、高い被ばく量を受けるという感じはしません。

だから、どうだ・・・・
どうしよう・・・・とか・・・
というモノでもないので、ボクたちは何時もどおりに遊んでいくと思いますが・・・・・・・


役所から通知された内容ですのでお知らせいたします。
なお、新潟大学の分析の結果、極僅かに、セシウムが検出されたものの大部分が花崗岩に含まれる
カリウム40 ウラン トリウム等の自然界由来の核種と解析されています。
また、岩盤に特異的に線量が高いものの付近の空間線量は新潟県の平均的な空間線量と大きな差異はない。



まとめ、

@ 上の東屋前の登山道状の岩で1.5μSV/hが計測された。
A 50p離れると、空間線量で半減する。
B 日常的に居る場所ではないので、年間被ばく線量としては、さほど大きくない。
C そもそも、花崗岩は放射線量が比較的高い岩石である。
D 本件検出原因は分析の結果、福島原発由来とは考えられない。
E ボク達は、今まで通りにクライミングを楽しんでも問題は起きないだろう。



以上がまとめでございます。